今回は家庭でも料亭の雰囲気が味わえる
土瓶蒸しの器を使って、松茸土瓶蒸しをお伝えいたします。
松茸土瓶蒸しでは、松茸が主役となるため、香りや食感を楽しめるよう、他の具材は香りの少ないものを選びます。
昆布とカツオで出汁をとる。
(1人前で水1.5カップ・昆布4~5cm・鰹節7~8g
水を張った鍋の中に昆布を入れて中火にかける
鍋が煮立つ前に昆布を取り除き、鰹節を入れ、10秒ほどで火を止める。
5分ぐらい置き、ザルに木綿か、キッチンペーパーをかぶせて濾します。
松茸は流水で軽く流し、水気を拭く。
松茸の石づきをとり、縦に手でさく。
エビは殻と背わたをとる。
銀杏は皮をむいて茹でる。
白身魚は骨をとって一口大にする。
だしを火にかけ、1人前に対して薄口醤油小さじ四分の一
塩、小さじ四分の一・酒、大さじ四分の一を入れて
ひと煮立ちさせる。
土瓶にエビ・白身魚・銀杏を入れて
味付けした出汁を注ぎ、ひと煮立ちさせる
火から下ろしたら、ミツバを散らして蓋をして
おちょこを蓋の上に置き、
すだち(かぼす)を添えて食卓へ
まだ底の部分は熱いので必ずお皿を敷いてください。
まず、お猪口にそそぎ、香り楽しみながら
すだちを1滴落とします。グイッと口の中に流しこみ
出汁の風味を味わいます。自然と声が出ます。
次に蓋を開け、松茸をつまみ
口に中に入れ、松茸の風味を堪能しながら
冷めないように
すぐに蓋を閉めます。
今年の秋味をご堪能ください。
あまり急いで食べずに、ゆっくりと頂きましょう。
料亭などでは卓上用の飛騨コンロに炭や固形燃料を入れ
お客さんの前で温める演出されているところもあり
人気を呼んでいるようです。
松茸の替りにシメジや椎茸でもおいしいですよ。