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meltglass Dictionary

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か 行

加賀屋久兵衛(かがやきゅうべい)

江戸時代日本橋にあったガラス問屋。名を文次郎と言いガラス問屋「加賀屋」よりのれんわけし加賀屋久兵衛を作る(現在の石塚硝子株式会社の祖)切子きりこの皿から重箱、すだれ、灯篭、風鈴ふうりん、理化学器具まであらゆるガラス製品を販売しガラス業界の発展に貢献した。包装紙兼カタログと使用された引札は有名である。後に皆川久兵衛となのる

カクテルグラス(かくてるぐらす)

(器) カクテルを飲むためのグラス。足がついており、口部の広さの割りに深みがない。鈍角な円錐形をさかさまにした形が多い。

下限徐歪温度(かげんじょわいおんど)

内部ひずみが4時間で除去できる温度、これを下回る温度では歪が残る1014.5/Pa・s

型吹き(かたぶき)

(技) 吹き竿に巻き取ったガラスを木や金属で作られたメスの割型の中に差込み息を吹き込み形や模様を成形する技法。当方では竹割りを使い金魚鉢のふちのようなフリルを成形したりしている

カドミウム(かどみうむ)

(原) 原子番号48 Cd 112.4 発色剤はっしょくざい イオン発色で赤色から黄色までの発色をする。クリスタルガラスなどではなまりと反応してしまい、黒化してしまうので使用できない。ソーダガラス使用時でもてつと反応して黒化してしまうので原料調合の段階で注意が必要。

鹿の子(かのこ)

みしま風鈴みしまふうりんの生地が水玉のような突起装飾を施した風鈴ふうりん みしま風鈴みしまふうりん 越天楽えてんらくにおおく見られる

カボション(かぼしょん)

(技) ガラスを成形時に他の色ガラスを溶着すると、表面張力で半球形になる。 まるで宝石が埋め込まれているように見えることからこの名がつく。

カラフェ(からふぇ)

(器) 水やワインを入れる容器

カリウム(かりうむ)

(原) 原子番号19 K 39.1 なまりを使わず屈折率の高いガラスが得られる。ボヘミアガラスは有名で、ドイツのブナ又はオークに含まれる植物灰に含まれるカリ分を原料にしたバルトグラスはカリクリスタルガラスの代表ともいえる。 炭酸カリウムK2CO3

カルシウム(かるしうむ)

(原) 原子番号20 Ca 40.1 発色剤はっしょくざい 骨灰などが利用され乳濁ガラスとなる。 融剤ゆうざいとしても有効で添加することで融点下げることができる。貝や動物の骨から鉱石などにも多く含まれる。

カレット(かれっと)

(原料) 珪砂などの成分を調合したガラス化した物を製品化せず、ガラス生地のまま細かく砕いたもの。 製品を作る工程で出来たガラスくずを粉砕し細かくしたもの。カレットは一度溶融ようゆうしガラス化している為、バッチと混合するだけで、溶融ようゆうを助け時間や燃料の節約につながる。ガラスビンを細かく砕いて原料とする為に保存状態にあるガラスくずもカレットといえよう。

ガリウム(がりうむ)

(原) 原子番号31 Ga 69.7

被せ(きせ)

(技) 無色透明なガラス生地の上に色ガラスをかぶせ、冷却後切子きりこ(きりこ)やカット等を施し色ガラスと透明なガラスのコントラストを楽しむ技法。日本では薩摩切子さつまきりこが有名である。色被せともいう。通常「ぼかん」とか「ばくだん」と呼ばれる型を使った作り方の方が着せの均一化がはかれる。

キャスティング(きゃすてぃんぐ)

(技) 型の中にガラスを流し込んだり、詰め込んで溶かし合わせたりする技法。日本語で言うと鋳造ちゅうぞう

切子(きりこ)

(技) 回転砥石などで削りながら多彩な幾何学模様を削り出しする技法。荒削りからはじまり中砥、仕上げ、磨きと何段階かの工程を行い仕上げる。麻の葉、籠目、星、菊などのヨーロッパの影響を受けたデザインが多い。日本では島津斉彬しまづなりあきらの作り上げた薩摩切子さつまきりこ江戸切子えどきりこが代表とされる。同じ研磨技術によって加飾する技法にグラヴィールがある。

金魚玉(きんぎょだま)

むかーし金魚を買いに行くときゃ、桶を持って買いにいったんさねー だけど縁日に桶を持って出かける人なんていなかったのさ で金魚を買うときゃ金魚玉を一緒に買って、ぶら下げて帰ったんだよ だけどビニール袋の普及に伴い廃れちゃったんだよねー 形状は風鈴ふうりんを逆さにした感じで紐を通す穴は空いてないんだ 口は大きく開いていて、竹ひごに結びつけた紐を持って持ちかえり 鑑賞したのだが、家に帰るとカメや桶、池などに放して上からのぞく これで金魚玉お役目御免。 現代のような金魚鉢はまだ普及していない時代の話

(ぎん)

(原) 原子番号47 Ag 発色剤はっしょくざい コロイド発色により、オレンジ黄色に発色する。ガラスそのものが黄色くなるわけではなく、ガラスとガラスの間に発色するため積層することにより色の濃度を変えることが出来る

薬玉(くすりだま)

昔の呼び名のなかに「薬玉」と言う呼び名があります。玉を作るときに薬を調合しながら作るのでそのように呼ばれていたのでしょう
この名前はガラス素地を作ったり色ガラスを作ることによって初めて与えられる称号ですね

クラウン法(くらうんほう)

(技) 宙吹きでコップ状のガラスを再加熱して軟化させ、吹き竿をすばやく回すことによって遠心力で口の部分を広げる技法。広げるタイミングで板状のものまでできる。昔のガラス窓はこの方法で作った。

クリプトン(くりぷとん)

(原) 原子番号36 Kr 83.8

クロム(くろむ)

(原) 原子番号24 Cr 52.0 着色剤ちゃくしょくざい 緑色に発色

グラビール(ぐらびーる)

(技) どうの円盤を回転させ繊細な模様を彫刻する技法。切子きりこに似ている。

珪酸ソーダ(けいさんそーだ)

水ガラスみずがらすと呼ばれ珪素けいそナトリウムなとりうむのみでガラス化したものの水溶液(ゲル状)。水分の揮発によって固化する。水分を多く含むと水に近づき、アルカリの量を少なくすれば珪酸ゲルの性質になります。水を少なくすると水ガラスみずがらすの性質に近づき、アルカリの量を多くすれば苛性ソーダの性質に近づきます。400度で溶ける。木材の不燃効果をはじめ耐火モルタルの粘結剤、土壌改良等に使われている。

珪素(けいそ)

(原) 原子番号14 Si 28.1 ガラスを構成する主成分

ゲルマニウム(げるまにうむ)

(原) 原子番号32 Ge 72.6 温泉とかにも含まれてる。

ゲルマン酸塩ガラス(げるまんさんえんがらす)

ソーダガラスの珪素けいそゲルマニウムげるまにうむに置き換わったもの 14族の炭素たんそ系だから特徴が似ている。

コーリングラス(こーりんぐらす)

(器) 口の径が狭く背が高いグラス。カクテルのトムコリンりんズなどを入れるグラス。

コバルト(こばると)

(原) 原子番号27 Co 58.9 発色剤はっしょくざい 重量の0.002%含有するだけで、青色と視認できるほど強力な着色剤ちゃくしょくざい。濃い青色で瑠璃と呼ばれる色はこの原料を使用して発色したものが多い。

ゴブレット(ごぶれっと)

(器) 足付のグラスで、水やジュース、アイスコーヒーなどによく使われている。


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