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meltglass Dictionary

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さ 行

作業域(さぎょういき)

加工が可能な温度帯 103/Pa・s〜108/Pa・s

作業温度(さぎょうおんど)

成形作業に適した温度帯104/Pa・s

薩摩切子(さつまきりこ)

(製) 江戸時代薩摩藩の藩主島津斉彬しまづなりあきらが精力を注ぎ込み作り上げたガラス。透明の素地に色ガラスをかぶせカットしていく切子きりこを特徴とし、厚みのある色被せきせで「ぼかし」と呼ばれる濃淡をカットによって表現している。江戸切子えどきりこよりも派手やかな感がある。クリスタルガラスの素地にコバルトこばるとの青、どうの青、どうの赤、マンガンまんがんの紫ガラスを色被せきせした物が多い。斉彬の死後その技術も絶える。

酸素(さんそ)

(原) 原子番号8 O 16.0 

サンドエッチング(さんどえっちんぐ)

サンドブラストさんどぶらすとと同じように砂を吹き付ける技法。マスクの製版に光硬化樹脂を使用して細密な画像もガラスに転写できる。


サンドブラスト(さんどぶらすと)

(技) 金剛砂などの小さな粒子をガラス面に圧縮空気で吹き飛ばし、直接傷をつけることによって模様を描く。マスキングに下絵を描いては砂が吹き付けられ削られる部分をカッターで切り抜く。マスキングを何層も重ねる事により複雑な模様も可能。最近では水と氷の粒を噴射してクリーンな環境のもと製作ができるような技術も開発されている。

失透(しっとう)

溶融ようゆう時にガラスを高温の状態で長時間維持すると溶融ようゆう状態のガラスが結晶化をおこすこれを失透という。石になっちゃうから透明じゃなくなっちゃうんだろうね

失透温度(しっとうおんど)

失透しっとうが起こりやすい温度 この温度帯での長時間の維持は失透しっとう核を生じやすい103/Pa・s〜108/Pa・s

島津斉彬(しまづなりあきら)

(人) 薩摩藩の藩主 一代で薩摩でガラス工場を創設し世界的にも有名な薩摩切子さつまきりこを作り上げた。

(しゃく)

一寸法師の寸なんだけど、センチに直すと3.3センチくらいかな〜 応用編 3.5皿といわれたら、約10センチくらいのお醤油を入れるような皿のことを言うんだよ。 33センチくらいの皿は、10寸とは言わず尺(しゃく)皿という。

舎利容器(しゃりようき)

仏さまの骨灰を入れお寺や五重塔などの中に安置した骨壷 仏様の灰は宝物のようなものだから、当時は同じく宝物であったガラス容器に収めたようだ。

臭素(しゅうそ)

(原) 原子番号35 Br 79.9

消色剤(しょうしょくざい)

無色透明のガラスを外観上、さらに白く見せるのが消色である。物理的には、補色を利用した消色を行い微量又は少量の発色剤はっしょくざいが添加される。無色透明のガラスを外観上、さらに白く見せるのが消色である。

ジャパンつぼ(じゃぱんつぼ)

花びんのような形をしている坩堝るつぼ 日本では昔から使われているクローズンポットで小型のものが多い 最近では少量の色ガラスの為に設置する例も多い

上限徐歪温度(じょうげんじょわいおんど)

内部ひずみが15分で取り除かれる温度 1013/Pa・s 徐冷を行う最高温度、これ以上の温度だと変形がみとめられる。

除冷(じょれい)

ガラスが高温の溶けた状態から常温に近づくに従い流動的な部分と既に固まってしまった部分との収縮がひずみを生みます。このひずみは時間経過と共に大きくなり、いずれは破損へとつながります。このひずみを生まないためにガラス全体を冷え固まる1歩前の状態でひずみの力を全体へと分散させ、1つの物質として固まらせる作業を除冷と呼びます。通常は除冷窯じょれいがまと呼ばれる保温器の中で一定温度に保たれた後、徐々に温度を下げ常温へと導きます。除冷に適した温度帯はガラスの質や厚み、大きさにより異なりますが、1013/Pa・s〜1014/Pa・sの粘度を保持できる温度帯に行われます。

除冷窯(じょれいがま)

除冷じょれいを行う為の窯

除冷点(じょれいてん)

ガラス内に生じた歪を除去する上限温度、15分で内部歪が除去される。10の13.5乗dpa・s

水素(すいそ)

(原) 原子番号1 H 1.0

スカンジウム(すかんじうむ)

(原) 原子番号21 Sc 45.0

(すず)

(原) 原子番号50 Sn 着色剤ちゃくしょくざい融剤ゆうざい、還元剤と用途は広い。ラスター彩色も できる。

スランピング(すらんぴんぐ)

(技) 板状のガラスなどをメス型の上に置きフュージングふゅーじんぐ(ふゅーじんぐ)の要領で溶融ようゆう(ようゆう)すると型にあわせてガラスが沈み込むのを利用した技法。温度を上げすぎると型の中に流れ込み鋳造ちゅうぞう(ちゅうぞう)(メルティングめるてぃんぐ(めるてぃんぐ)・パート・ド・ベールぱーとどべーる(ぱーとどべーる))となってしまう。

清涼剤(せいりょうざい)

(原材料) 粘性の高いガラスに添加することにより、ガラスを強制的に流動させ泡や微細な泡を抜けさせる物質。硝酸系の物が多く使われる。泡切剤あわきりざいとも呼ばれる。

石英ガラス(せきえいがらす)

理化学・医療・調理などに利用される線膨張係数のきわめて少ないガラス 2200℃以上で溶融ようゆう・加工される。化学的耐久性、耐熱性、耐熱衝撃性、紫外線透過特性に優れている。天然水晶を溶かし作られる。シリカガラス。

セリウム(せりうむ)

(原) 原子番号58 Ce 発色剤はっしょくざい チタンちたんとの混合により、淡い黄色に発色する。磨き研磨にも使用される

セレン(せれん)

(原) 原子番号34 Se 79.0 発色剤はっしょくざい カドミウムかどみうむとの混合によりオレンジ色から黄色に発色する。

ソーダ灰(そーだはい)

炭酸ナトリウムなとりうむNa2CO3溶融ようゆうして酸化ナトリウムなとりうむと炭酸に分解される

染付(そめつけ)

(陶) 素焼きの生地の上に直接顔料を落とし込み染物をするように絵付けをする。素焼きの生地は吸水性が良いので熟練の技が必要とされる。失敗は許されないのだ!


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