羽釜の羽はなんのために? 昔はかまどでごはんを炊いていました。 焚口(たきぐち)とよばれるかまどの入り口で木材を燃やすと、煙と熱は燃焼室・煙道(えんどう)とよばれる部分を通って煙突へと抜けていきます。その燃焼室の上部分に丸い穴を開け、釜や鍋を置き、調理できるようにしたのが「竈(かまど)」です。燃焼室に開けられた穴は、各家庭ごと大きさが違っていました。そこで、鍋に羽をつけることによって、鍋とと穴の隙間を塞ぎ、おおよその大きさでも、熱を逃さず、広がった熱を鍋に集めるためにないために羽をつけたようです。このように羽のついている鍋を「羽釜(はがま)・釜(かま)と呼びます。 最初はそのような理由でつけられた羽でしたが、実際に使用されると、羽の下の部分では熱が集まり高温となり、羽の上の部分では放熱が起こり、温度差が生まれることで、釜の中で対流が起こり、吹きこぼれしにくく、火力を保ちながら、ふっくらとしたお米が炊けるようになったので、羽釜で炊いたごはんは美味しいと言われています。
蒸し器
レジカゴにピタリ クルリト マルシェバッグ 1,770円~
販売店記述 | お問合わせ | FAXで注文 Copyright(C)2023 by nikko-factory All Rights Reserved